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角田 恒巳; 四竈 達男*; 鳴井 実*
Sci. Rep. Res. Inst. Tohoku Univ., Ser. A, 40(1), p.153 - 157, 1994/07
数種の光ファイバについて、14MeV中性子及び核分裂炉による炉内照射試験を行った。その結果、14MeV中性子による照射効果では、線に比べ永久的な損傷が大きいこと、ノックオンによる効果とイオン化による効果を分離して評価できることなどがわかった。核分裂中性子による照射効果では、波長700nm以下の領域に波長の逆数に比例する吸収帯の存在すること、600nm領域に吸収ピークを生ずることがわかった。また、400~1700nmの幅広い波長領域にチェレンコフ光と思われる連続発光と、1200nm領域に発光ピークを観測した。その一方、~10n/cm以上の炉内照射にも耐えることができ、炉心内光学計測への道を拓いた。
富満 広; 土井 健治
Sci.Rep.Res.Inst.,Tohoku Univ.,Ser.A, 29(SUPPL.1), p.47 - 52, 1981/00
およそ〔110〕方位にブリッジマン法で成長させたCu-5%Ge単結晶の組織の直接観察に中性子回折トポグラフィを用いた。その結果、(001)層状の地下構造があり、その層の間隔は1mmで成長方向に平行に結晶の端から端まで存在することがわかった。更に各々の(001)層は、その両表面に(100)や(010)の指数をもつ板が周期的に付着している。これらの{100}層状地下構造は、試料表面に見られる縞模様に対応する。以上の観察で得られた地下構造は、従来ブリッジマン法で作った結晶の場合に提唱されているセル構造やリニエジ構造などの地下構造とは異なっており、同時に{100}面に沿って結晶が成長するという新しい成長機構を示唆する。本研究では、いくつかのすぐれた技術が活用されたが、それも記述される。付録の部分で、トポグラフの像のコントラストが、二次消衰を取り入れた計算でよく説明されることが示された。